4. 不労所得4:投資信託
投資信託とは、運用のプロ(ファンドマネージャー)が複数の債券や株式など、様々な投資先を選んで代わりに運用してくれる金融商品です。
毎月の収入を希望する人に好まれやすいのは「毎月分配型」の投資信託でしょう。
実際に分配金分の運用利益が出ていなくてもあらかじめ決められた分配金額が支払われる仕組みになっているため、元本を取り崩してタコ足分配になる可能性がある金融商品です。
この仕組み上、目先の分配金は予め期待できても、将来自分の資産は目減りして返ってくることもしばしば。商品にもよるものの、仮に元本に対して月に1%程度の分配金がでる商品であれば、年間約12%の利回りとなります。
そのため、年間360万円の不労所得のためには、元本は3000万円必要です。
一見利回りは高く見えるものの、投資信託の仕組みを充分理解した上で、投資されるとよいでしょう。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。