1. 年金で最低限の生活送るために、月額20万円は確保したい

公益財団法人生命保険文化センターが行った「生活保障に関する調査令和元年度(2019年度)」によると、自分の老後生活が、現役時代の生活と比較して経済的にどのように変化すると考えているかという質問に対して、「つつましい生活」が70.0%を占めています。

多くの人にとっての老後生活は、現役時代よりも生活費を抑えた暮らしをイメージしていることがわかります。

さらに調査では、夫婦で老後生活を送るうえで最低日常生活費として必要な額という質問に対しては、平均22万1000円(月額)という結果となりました。分布では、「20~25万円未満」が29.4%と最も多く、以下「30~40万円未満」(17.0%)、「25~30万円未満」(13.1%)の順となっています。

これより、65歳以上を老後生活とするなら、年金で受け取る額は、少なくとも月額20万円ほどは確保したいと考えている人が多いと考えられます。