トヨタ自動車株式会社は、2026年2月25日、「bZ4X」に続く新たなバッテリーEV「bZ4X Touring」を発表しました。SNSでは「380馬力/航続距離734km/荷室容量619L」という性能や補助金活用時の価格が反響を呼んでいます。
1. 「bZ4X Touring」はトヨタ流EVの完成形?
現在、トヨタはマルチパスウェイ戦略を展開しており、世界でEV市場の普及が鈍化するなかでも、業績好調を維持しています。
EVに関しては一本化していない分、他社から出遅れている印象がありましたが、直近では高い技術力によって、巻き返しつつあります。
その「トヨタの逆襲」を象徴するのが、今回発表された「bZ4X Touring」です。
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出所:トヨタ自動車株式会社
bZ4Xはトヨタ初の本格量産BEVとして2022年に登場しましたが、発売直後に大規模なリコールに見舞われ、生産が数ヵ月停止するなどの順調な船出ではありませんでした。
その後、地道なソフトウェアのアップデートを繰り返し、EVとしての完成度を高めていき、2025年には冬場の航続距離の改善や充電時間の短縮を実現。使えるEVとして、評価を上げています。
そうしたなかで登場したbZ4X Touringは、従来のEVの不満を解消する馬力や荷室容量を提示し、現時点におけるトヨタ流EVの完成形として、注目を集めています。
2. 380馬力/航続距離734km/積載容量619Lの高スペック
bZ4X Touringは「EVは退屈」という概念を打ち破る高スペックが特徴です。
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出所:トヨタ自動車株式会社
4WDモデルに搭載された新開発の「高出力eAxle」は、従来の218馬力から380馬力(280kW)に大幅アップ。0-100km/h加速性能は4.6秒を達成するなど、スポーツカー並みの鋭い加速を手に入れました。
安心して日常生活で使える性能にも注目です。航続距離は世界トップクラスの734km(FWD車・WLTCモード)。実走行では電費変化を考慮しても500km以上の航続が期待でき、東京〜大阪間を無充電で走破できる計算です。他社の1000万円以上のハイクラスEVと比較しても遜色ない水準です。
また、課題だった冬場の性能も強化。外気温が-10℃の環境下でも約28分(10%から80%まで)で急速充電できるなど、ヒートポンプシステムの最適化によって解決策を提示しています。
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そして、アウトドアファンをうならせているのが、荷室容量619Lという従来比1.4倍のラゲージスペースです。
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荷物を固定するラゲージフックやエコバッグを掛けるお買い物フック、バックドア側からのリヤシートの可倒操作を可能にする遠隔操作レバーを備えるなど、荷物の大きさや形に応じた使い方ができるようになっているなど、工夫も満載です。
3. 補助金活用で実質400万円台!RAV4も比較対象になる
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出所:トヨタ自動車株式会社
bZ4X Touringの発表を受け、SNSでは
- 「トヨタEVの後出しが強すぎる」
- 「0-100加速が4秒台!?スポーツカー並みでは?」
- 「荷室619Lはキャンプ民にはありがたすぎる」
といった声が挙がっています。
また、スペック以外で注目を集めているのが、価格です。
bZ4X TouringはFWDモデルが575万円~、4WDモデルが640万円~という設定ですが、EV補助金をフルで活用すれば実質400万円台前半になることから、「RAV4やハリアーと並べて検討できる」という意見も出ています。
一方、懸念点として話題にあがっているのが、全長4830mm×全幅1860mm×全高1675mmというサイズです。
日本の道路事情を考えると、特に都市部の狭い路地や、幅制限のある立体駐車場では物理的に買えないという問題も出てきます。なお、bZ4X Touringは4月ごろからKINTOでも取り扱いを開始するとのことです。
購入を検討したときに細かい懸念点はあるものの、SNS全体としては海外勢とも十分に勝負できるレベルのトヨタEVの登場を歓迎する声が多いようです。
同社は2026年以降で航続距離1000kmを実現する次世代リチウムイオン電池の搭載を計画しており、ますますEV市場における攻勢を強めていくことが予想されます。bZ4X Touringはトヨタ逆襲の狼煙として、重要な役割を担うことになりそうです。
参考資料
LIMO自動車部