1. 貯蓄3000万円を達成しているのはどんな家庭か

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)詳細結果-(二人以上の世帯)」によると、勤労世帯のうち貯蓄が3000万円以上ある世帯の貯蓄と負債の関係は以下のとおりです。

  • 年間収入 992万円
  • 貯蓄   3397万円
  • 負債   596万円(住宅・土地のための負債550万円)

なお貯蓄3397万円の内訳TOP3は、通貨性預貯金1100万円・定期性預貯金1021万円・生命保険など721万円という割合になっています。

世帯主の平均年齢は55.2歳で9割近くが持ち家、世帯主の配偶者のうち女性が働いている世帯は53.3%とおよそ半数。

これをみると世帯像としては珍しくない印象を受けた方も多いのではないでしょうか。

長い年数をかけて堅実にお金を貯めてこられた姿が浮かんできます。