1. 日本の年金は国民年金と厚生年金の2階建て
日本の年金は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建てになっています。
国民年金の第1号被保険者は自営業などの方、第3号被保険者は会社員の夫を持つ専業主婦の方が該当します。
第2号被保険者は会社員や公務員などで、国民年金に上乗せして厚生年金へ加入します。この第2号被保険者にパートの方の加入の適用が拡大されました。
2. 【国民年金と厚生年金】1987~2020年の被保険者数の推移は?
一昔前と違い、現代は専業主婦世帯より共働き世帯のほうが増えています。公的年金の被保険者数も今後変化していくでしょう。
これまでの変化として、1987~2020年国民年金と厚生年金の被保険者数を確認しましょう。
まず被保険者の総数は1987年が6410万5000人、最も多いのは2000年の7049万1000人となり、2020年が6755万8000人です。団塊の世代の人数等も影響していると考えられるでしょう。
1987年と2020年の人数をみると、国民年金の第1号被保険者は1929万2000人から1449万5000人、3号被保険者は1129万9000人から793万人に減少しています。
一方で厚生年金第1号の被保険者数は、2821万6000人から4047万2000人に増加しています。