5. いつかくる年金生活で、安心して老後を迎えるために
ここまで70歳以上のお金事情を確認してきました。
シニアの就業率も増えていますが、一般的には歳を重ねると年金や貯蓄に頼る生活にシフトします。
年金の金額だけでは十分な生活費が確保できないため、貯蓄などの自助努力が重要です。
近年ではインターネットやSNSなどを通じて資産運用に対する関心の高まりも高まっており、時代と共に老後へのアプローチも変わってきました。
たとえばiDeCoやつみたてNISAなど、毎月コツコツ行う運用などが注目を集めています。これらは運用益にかかる税金が一定額・一定期間非課税になる、国の税制優遇制度です。
ただもちろんリスクも伴うため、ご自身にあった方法を選ぶことがポイントでしょう。
準備は早い内から行うことで、無理なく行うことが可能です。日本人には長い老後が待ち受けていますので、しっかりと備えて迎えたいですね。
参考資料
- 日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」
- 内閣府「令和4年版高齢社会白書」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別」
- 総務省「家計調査報告(家計収支編―二人以上の世帯―2020年)
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
徳原 龍裕