4. 70歳以上の「貯蓄」は二極化傾向に
では、70歳以上の貯蓄額平均について、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」を参考に確認します。
- 平均 2209万円
- 中央値 1000万円
全体平均は2209万円のため、2019年から話題の「老後2000万円問題」はクリアしています。
しかし、平均額は一部の大きな数字に影響されるため、実情に近い中央値で見ると1000万円という結果です。1000万円以上の開きがあると生活水準にも大きな影響が出るでしょう。
さらに注目なのは、貯蓄を3000万円以上保有している方が2割いる一方で、貯蓄ゼロの世帯も同じく2割弱も確認できる点です。
病気や介護などのリスクも上がるため、70歳以降で収入を上げることは難しいでしょう。なるべく早く貯蓄などの準備はしておきたいですね。