「特養」と「老健」の特徴まとめ
特養と老健の特徴について説明してきましたが、以下にそれぞれの特徴をまとめます。
特別養護老人ホームのまとめ
- 原則、要介護3以上が対象
- 終身で利用できる生活施設
- 日常生活上の支援や機能訓練などのサービスが受けられる
- 入居希望者が多く、待機期間が長くなる
- 医療ケアが必要になると、退去を求められる場合がある
介護老人保健施設のまとめ
- 要介護1以上が対象
- 自宅へ帰ることを目的としている施設
- リハビリや医療ケアのサービスが受けられる
- 医師、看護師、理学療法士などの医療職の配置が手厚い
- 利用期間は原則3カ月
まとめにかえて
特養と老健では、施設としての役割に大きな違いがあります。
介護施設への入居を検討する時には、施設の特徴や入居条件、費用を確認してご自分の生活スタイルや希望に合った施設を選択しましょう。
どうしても施設選びに困った時には「地域包括支援センター」や「担当ケアマネジャー」「民間の紹介センター」などの相談窓口を活用すると良いでしょう。
参考資料
- 厚生労働省:介護老人福祉施設
- 厚生労働省:介護サービス情報公表システム
- 厚生労働省:介護老人保健施設
- 厚生労働省:介護サービス情報公表システム
- 厚生労働省:社会保障審議会・介護保険部会(第 48 回)
中谷 ミホ