「平均年収400万円台」も男女差は200万円以上【年収一覧表を見る】
国税庁の平均年収433万円は、1年を通じて勤務した給与所得者5245万人の平均となっています。
実際には男女、正規・非正規、年齢、業種などによっても平均年収は異なるもの。同調査より、男女と正規・非正規別の給与所得者数と平均年収を確認します。
給与所得者数・平均年収
全体:5245万人・433万円
- 男性:3077万人・532万円
- 女性:2168万人・293万円
正規全体:3483 万人・496万円
- 正規男性:2344万人・550万円
- 正規女性 :1138万人・384万円
非正規全体:1203 万人・176万円
- 非正規男性 :372万人・228万円
- 非正規女性: 831万人・153万円
上記をみると全体の平均年収は男女で239万円の差があります。同じ年収400万円でも、男性は「普通」、女性は「すごい」と言え、受ける印象が異なります。
正規では166万円、非正規では75万円の男女差がありますが、給与所得者数にも違いが見られます。
正規では男性の方が1000万人以上多いですが、非正規では女性の方が400万人以上多くなっています。女性は育児や介護などでパートで働かれる方も多いため、人数や金額に差が出るのでしょう。
実際にどれくらい男女で年収が違うのか、年収ごとの給与所得者数の割合を国税庁「令和2年分 民間給与実態調査統計」より100万円以下~2500万円超まで確認しましょう。
男性は「300万円超400万円以下」が17.5%、「400万円超500万円以下」が17.3%となっていますが、女性は「100万円超200万円以下」が23.4%、「200万円超300万円以下」が21.3%。「400万円超500万円以下」をみると10.7%です。
ただ、正規雇用でも男女差が大きいため、男女の賃金差があることもわかります。