日本の男女間賃金格差、他国に比べて大きく
財務省の「男女間賃金格差の国際比較と日本における要因分析」によれば、男性の1人当たり報酬に対する女性の1人当たり報酬の比率を計算すると、日本は2015年で59.0%です。
G7平均(カナダを除く)は82.2%となっており、いかに日本で男女間賃金格差があるかがわかります。
フルタイムの所得階層別での男女間所得格差も見てみましょう。
日本はどの所得階層でも男女の所得格差が大きく、たとえば中間グループではG7平均(カナダを除く)が85.1%のところ、日本は76.5%です。
特に低所得グループでは、他のグループで日本よりも低かった韓国よりも格差が大きくなっています。
※高所得グループは男女の上位10%タイル同士、中間グループは中央値同士、低所得グループは下位10%タイル同士で比較したときの、男性に対する女性の所得の割合。対象はフルタイム労働者及び自営業者。