1. 国民年金(基礎年金)と厚生年金とは
まずは簡単に年金制度の確認です。
日本の公的年金制度は、「国民皆年金」となっています。
20歳以上の全ての人が加入する国民年金(基礎年金)と、会社員や公務員が加入する厚生年金などによる、いわゆる「2階建て」と呼ばれる構造になっています。
老後は国民年金を自営業者や専業主婦などが、厚生年金を会社員や公務員などがうけとります。パートにも2016年より厚生年金の適用が拡大しており、特定適用事業所に勤めて一定条件を満たせば加入できます。
老後には全ての人が老齢基礎年金を、厚生年金などに加入していた人は、それに加えて老齢厚生年金などを受け取ることができます。