定年後の生活、特に老後の生活費に不安を感じている方は多いと思います。

今年は年金が減額され、将来何が起こるかは誰にも予測できません。

年金だけに頼るのではなく、自助努力が重要であることは間違いないでしょう。では、高齢者は老後のためにいくら貯蓄しているでしょうか。

総務省の「家計調査報告（貯蓄・負債編）―2021年（令和3年）平均結果―（二人以上の世帯）」によると、全世代の二人以上世帯では、1880万円が平均貯蓄額です。

一見、高額に見えるかもしれませんが、「一部のお金持ちが平均値を上げている」という見方もできるでしょう。

そこで今回は、高齢者の貯蓄額を調べてみます。総務省の家計調査より、70歳以上で3000万円以上の貯蓄を持っている人はどのくらいいるのか見てみましょう。