70歳代の貯蓄分布を確認！貯蓄ゼロはどのくらいか
ここまで、70歳代の貯蓄の平均と中央値を確認してきました。
ここからは、貯蓄の分布も見ていきましょう。
先ほどと同様に、70歳代・二人以上世帯の貯蓄額（金融資産を保有していない世帯を含む）を参考にします。
70歳以上の貯金事情・二人以上世帯「金融資産保有額」の分布（金融資産を保有していない世帯を含む）
- 金融資産非保有：18.3％
- 100万円未満：4.5％
- 100～200万円未満：3.8％
- 200～300万円未満：3.1％
- 300～400万円未満：4.5％
- 400～500万円未満：2.0％
- 500～700万円未満：5.4％
- 700～1000万円未満：5.6％
- 1000～1500万円未満：10.3％
- 1500～2000万円未満：6.0％
- 2000～3000万円未満：11.9％
- 3000万円以上：22.1％
- 無回答：2.6%
「金融資産非保有」すなわち貯蓄ゼロが約2割となりました。
一方、3000万円以上の金融資産をもつ世帯も約2割です。70代の貯蓄には大きな格差があることがわかりますね。
退職金や親族からの相続財産なども影響すると考えられますが、現役時代から老後を見据えて貯蓄していたかどうかも大きいでしょう。
さらに、「老後2000万円問題」がかつて話題となりましたが、貯蓄2000万円以上があるのは約3割でした。
