「長期・積立・分散」で資産運用を考える
資産管理は、短期的な結果をすぐに求めようとするのではなく、長期的な視点から見る必要があります。
利子にも利子が付く「複利」を利用することで、資産を雪だるま式に増やすことができます。
また、時間をかければかけるほど、資産の増え方も大きくなります。
さらに、積み立て投資にすることで、購入のタイミングを分散できるため、高値を回避するのに役立ちます。より安定した投資効果が期待できます。
例として、毎月5万円を利率3%で20年間積立てた場合で試算すると、最終的な合計額は次の通りです。
複利で運用した場合:1641万5100円
- 元本:1200万円
- 運用収益:441万5000円
目先ではなく、20~30年先の将来を見据えながら、運用をしていくといいでしょう。
病気やケガ「もしものとき」の保障も準備する
先述のように、数十年という長期で資産運用をする場合、重要なポイントが「保障」です。
ケガや病気、失業などで一時的に大きく収入が減る可能性は誰にでもあるでしょう。その場合、資産運用を続けることが困難になるかもしれません。
万が一に備え、貯蓄をすべて資産運用に回さず、生活防衛資金としていくらか現金も貯めておくべきでしょう。