60歳代以降も働く理由

60歳を過ぎても働き続ける方は、どのような理由から働くのでしょうか。

出典:日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」

同調査において60歳以降も働きたいと思う理由を聞いたところ、以下の結果となりました。

  • 生活の糧を得るため:77.0%
  • 健康を維持するため:46.2%
  • 生活の質を高めるため:33.9%
  • 働くことに生きがいを感じているため:28.8%
  • 仕事を辞めてもやることがないから:24.9%

経済面の理由が圧倒的に多く、その後は健康面や生きがい等が理由となっています。「生きがい」と答える方は、思いの外少ないようですね。

同調査において、全回答者(1000名)に「今後、何歳まで働きたいと思うか」と聞いたところ、平均は67.4歳となりました。

出典:日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」

回答者の年齢別にみると、働きたいと思う年齢の平均は下記のとおりです。

  • 45歳~49歳の人:66.3歳
  • 50歳~54歳の人:66.2歳
  • 55歳~59歳の人:65.7歳
  • 60歳~64歳の人:67.8歳

いずれの年齢でも60歳代後半まで働きたいと考えているようです。

60歳代では年金が受給できますが、それほど期待できない方も多いようです。最後に今の高齢者が受給する「厚生年金と国民年金」の受給額も見ていきましょう。