3. はたらくシニアが損せず満額の年金をもらうため、個人事業主として働く方法も
はたらくシニアが損せず満額年金をもらうには、上記のように在職老齢年金の調整が入らない給与をもらいながら会社で勤務する方法がありました。しかし、それ以外に、そもそも、厚生年金に加入せずに働くという方法もあります。
フリーランスや業務委託など、会社と直接契約を結び、報酬を得ることになれば、個人事業主として働くことになります。
厚生年金は、社員であれば加入しますが、個人事業主は対象外となります。報酬が多くなったとしても、在職老齢年金の調整が入ることなく、厚生年金を全額受け取ることができます。
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年勤務したのち、FPとして独立。ひとりひとりのお金に対する価値観を大事にしながら、ムリのない節約術を提案している。他のメディア媒体でも、お金に関する記事の執筆を行う。読者がすっと理解できるよう、文章の構成や表現などを意識している。LIMO編集部では、お金やペットの記事を執筆。自宅では、3匹の猫(12歳~19歳)と暮らしており、猫の健康管理や介護は得意分野。趣味は、落語、宝塚。愛読書は、P・G・ウッドハウスのジーヴスシリーズ(2023年11月20日更新)。