【年代別】平均所得額はいくらか。30~40歳代は1人当たりの平均所得金額を下回る結果に
まずは年代別に平均所得額を確認します。
「1世帯当たりの平均所得金額」をみると、30歳代で636万3000円、40歳代で721万2000円、50歳代では最も上がり782万7000円となりました。
65歳以上の平均は439万3000円ですが、60歳代の平均が578万8000円と上回るところを見ると、仕事による収入を得る60歳代が多いことが予想されるでしょう。
「世帯人員1人当たりの平均所得金額」は全体平均が236万3000円ですが、30歳代で約212万円、40歳代で228万5000円と平均を下回ります。
これは育児のためにパートタイムで働くなど、主に女性が働き方をセーブすることで1人当たりの平均が下がることも一因となるでしょう。
現役世代の世帯年収はお子さんの年齢と女性の働き方に影響されやすいことは考えておきたいものです。
ちなみに、児童がいる世帯の平均所得金額は813万5000円となっています。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。