最近はネットで「資産運用」について検索すると、つみたてNISAの紹介がよくヒットします。

SNSでみんながやっているからと飛びついてしまう方も多いようです。

実際、若者の投資への入り口が「つみたてNISA」や「SNS」、「Youtube」というケースは多い傾向にあるそうです。

野村アセットマネジメントの調査では、「投資信託への投資を始めたきっかけは何ですか」という質問に対して、20代の56%が「つみたてNISA」と答えています。

また、同調査では「SNSやYoutubeなどを見て」と答えた方も14%と非常に高い結果です。

しかし、つみたてNISAはあくまで投資信託等を活用した制度ですので元本保証はありません。

今回はこれからつみたてNISAをはじめる人に向けて、必須の視点をご紹介します。

つみたてNISAの商品は全部で215本の中から選ぶ

つみたてNISAでは金融庁が厳選した金融商品の中から自分で選び、毎月一定額を買い付けていきます。

金融庁によると、つみたてNISAの商品は215本あり、以下のように種類が分かれています。

  • 指定インデックス投資信託:185本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):23本
  • 上場株式投資信託(ETF):7本

出所:金融庁「つみたてNISAの対象商品」(2022年8月18日時点)

一番本数が多い「インデックス投資信託」は株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指す投資信託です。

例えば、日本株式ならTOPIXや日経平均、米国株式ならNYダウ、世界株式ならMSCI指数といった指標があります。

「アクティブ運用投資信託」とはベンチマークを上回る運用成績を目指すもので、一般的に手数料も高めに設定されています。

では、つみたてNISAで運用中の方はどちらのタイプを選んでいるのでしょうか。

金融庁の「NISA 口座の利用状況調査(2022年3月末時点)」によると、つみたてNISAで実際に買付された商品別の割合は下記の通りです。

  • インデックス投資信託…84%
  • アクティブ投資信託…10.5%
  • ETF…0.02%

この割合からみても、初心者の方が始めやすいのは、手数料も安く、投資対象の8割以上を占めるインデックス投信であるといえますね。

次では、インデックス投信を選ぶうえで大切な視点4つをお伝えします。