3. 宮城県仙台市の魅力・公示地価上昇のワケ

3.1 東日本大震災後から続く物件価格の上昇

宮城県仙台市では、東日本大震災以降、被災地の方の移住などもあり物件価格が上昇しています。

2011年の仙台市住宅地平均単価6万7400円/m2に対し、2022年の住宅地平均単価は10万4600円/m2。10年超で1.5倍以上になっています。

ちなみに公益財団法人 東日本不動産流通機構「月例速報 Market Watch サマリーレポート 2022年5月度」によると、2022年5月時点での仙台市の中古マンション成約m2単価は30万5200円/m2で前年同月比2.9%アップでした。

新築中古問わず、仙台市でも物件価格の上昇が続いています。

3.2 せんだい都心再構築プロジェクト

2019年に発表された仙台市が主導する「せんだい都心再構築プロジェクト」。老朽化した建物の建て替え促進や高機能オフィスの整備により、環境整備や企業誘致を狙ったプロジェクトです。

補助金制度や規制緩和なども導入し、東北地方の顔となるべく都市機能の強化を目指しています。同時に、企業を誘致することで雇用を促進し、若い世代の県外流出を抑える目的も。

再開発による今後の人口増加やオフィス需要の増加が見込めれば、今後も地価上昇が進む可能性があるでしょう。

4. 広島県広島市の魅力・公示地価上昇のワケ

4.1 2025年開業予定 広島新駅ビル開発

2025年春に開業を予定している新しい「広島新駅ビル」。ショッピングセンターやホテルを含む地上20階、地下1階の大型商業施設となり、路面電車も乗り入れる予定です。

2016年頃からは広島駅の南側・北側両面で大規模再開発も行われ、大型分譲マンションや商業施設も続々新規オープンしています。

これらの再開発の影響から、住宅地・商業地ともに駅周辺での需要が高まり、地価が上昇しているようです。

2012年の地価公示における広島市の住宅地平均価格は10万4100円/m2、対して2022年地価公示の広島市住宅地平均価格は13万6400円/m2。10年で1.3倍以上の上昇となっています。

4.2 八丁堀・紙屋町エリアの再開発計画

広島市の商業中心地である八丁堀・紙屋町エリアでも複数の再開発計画が同時進行しています。

大規模商業施設やマンション、ホテルなどの複合施設のほか、サンフレッチェ広島の本拠地となるサッカースタジアムも建設中で、2024年開業予定です。

再開発への期待から住宅地・商業地ともに今後も地価上昇の可能性があるでしょう。