1.2 三大都市圏の公示地価変動
三大都市圏では以下の数値で横ばい、もしくは上昇という結果でした。
住宅地は東京圏・大阪圏・名古屋圏すべてにおいて2年ぶりの上昇。
商業地は大阪圏で横ばい、東京圏・名古屋圏において2年ぶりの上昇となっています。
工業地は東京圏9年連続、大阪圏で7年連続の上昇、名古屋圏では2年ぶりの上昇となりました。
1.3 地方圏の公示地価変動
三大都市圏を除いた地方圏の平均変動率は、住宅地0.5%、商業地0.2%、工業地1.3%でした。ただしこの数値の上昇は「さっせんひろふく(札仙広福)」がけん引している部分が大きいといえるでしょう。
地方四市を除いた地方圏のデータを見ると、住宅地▲0.1%で2年連続下落、商業地▲0.5%で2年連続下落となっています。
2021年から2022年にかけて下落率は縮小しているものの、先述の通り人口減少が見られる地域では下落傾向が続いているようです。
一方工業地に関しては、地方四市を除いても0.8%で4年連続の上昇となり、かつその上昇率が拡大しています。
ここからは「さっせんひろふく(札仙広福)」の地方四市それぞれについて見ていきましょう。まずは北海道札幌市です。