3.3 自己のリスク許容度に合っていないもの
投資信託の中には、値動きの少ないものから値動きが大きなものまで幅が広いです。
30代40代の働き盛りの世代であれば、運用に長期間の時間をあてることができますが50代や60代だと長期間の運用が難しい傾向にあります。
そのため、50代60代は積極的な運用でなく、なるべく値動きを抑えた安定的な債券などで運用をおこなうのが一般的です。
また、個人個人でも激しい値動きのものだと常に心配がつきまとうから嫌だという方もいます。
投資する商品は安心して長く投資できるように、自分のリスク許容度にあった商品を選ぶようにしましょう。
3.4 少額ずつでたくさんの投信を買う
つみたてNISAの毎月の投資可能上限額は3.3万円です。投資初心者の方の中には、いろんな商品を少額ずつ購入される方もいます。
しかし、あまりにも多くの商品に分散して投資しすぎてしまうと値上がりした投信があってもその恩恵も小さくなってしまいます。
投資をする際は、あまり多くの投信を選びすぎないように注意しましょう。
4. つみたてNISAを理解する
今回は、つみたてNISAの制度からあまりオススメできない投資信託まで解説してみました。
今は、ネットや書店でも投資にまつわる様々な情報で溢れかえっていますよね。
もし、「どの情報を信じたらいいか分からない」というときは「この人のこの考え方はしっくりくるな」というものを参考に投資を始めてみてはいかがでしょうか。
半信半疑の状態で、よく分からない投資を始めても長く続けることはできません。まずは、「なんとなくこれは信用できるかも!」というものを頼りに行動をおこしてみるといいかもしれませんよ。
参考資料
鶴田 綾
執筆者
福岡女学院大学・人文学部英語学科卒。卒業後、日本郵便株式会社にてリテール営業に従事。投資信託や生命保険の販売では商品分析を得意とし、豊富な商品知識を持つ。はたらく世代のお金の悩みに徹底的に寄り添う姿勢で顧客からの信頼も厚い。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、Instagramを中心に、SNSにて資産運用のはじめ方や資産形成のコツについて積極的に情報発信をしている。Yahoo!ニュース経済カテゴリーでアクセスランキング1位なども達成。一種外務員資格(証券外務員一種)、保険募集人資格などを保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/元新聞記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
スタンス
信頼性の高い情報をもとに読者の皆さんに実用的で分かりやすい内容を届ることを大事にしている。
厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)などの信頼性の高い官公庁の公開情報を基に、読者が日々の生活や将来の計画に役立てられるようなアドバイスを心掛けている。
単に情報を提供するだけでなく、実践的で信頼できるコンテンツを作り続けることを目指している。
最終更新日:2024年11月11日