暑さも少しずつやわらぎ、もうすぐ十五夜ですね。
日本における十五夜は、諸説ありますが平安時代に伝来して以来、多くの人たちから親しまれています。
滋賀県にある石山寺では紫式部が十五夜の名月を眺めたといわれていますし 、江戸時代の浮世絵師である歌川国輝が描いた「江戸名所 高輪の月見」(1843~47年頃)には満月を愛でる女性たちや月見だんごが描かれています。
忙しない日々を過ごす現代人にとって月をゆったりと愛でる時間は、心を休めるためにも必要な時間といえるかもしれませんね。
本記事ではお月見の歴史やお月見の食べ物を由来とともに解説します。あわせて、お月見の日に味わいたい食べ物をみていきましょう。
2022年の「十五夜」と「十三夜」はいつ?
まずは2022年の十五夜と、十五夜についで月が美しいといわれる十三夜の日にちを確認しましょう。
十五夜と十三夜は旧暦に基づいており、毎年変わります。
十五夜は旧暦の8月15日で、2022年の十五夜は「9月10日(土曜日)」です。
また、十三夜は旧暦の9月13日で、2022年は「10月8日(土曜日)」です。
では、それぞれの由来や意味を確認していきます。