たとえば、月3万円を資産運用していくと将来どれくらいの金額になるのか金融庁のシミュレーションを参考に見ていきましょう。
- 毎月積立:3万円
- 利回り:3%
- 期間:20年間
- 積立金額:720万
- 運用成果:約984万円
毎月3万円を記載の条件のもと20年継続すると1000万円に近い金額となりますね。続いて、期間30年でも見てみましょう。
- 毎月積立:3万円
- 利回り:3%
- 期間:30年間
- 積立金額:1080万円
- 運用成果:約1748万円
期間30年となると約1748万円、より大きい金額になりますね。
実際に運用を始めると、数年の差は将来の差に大きく影響します。だからこそ早いスタートが肝心でしょう。
もちろん運用にはリスクがあり、どのような金融商品や投資手法を選ぶかが大切です。まずは情報収集をして、ご自身に合った方法を考えましょう。
人生100年時代を考える上で、お金の問題は切り離すことはできません。老後を安心して過ごすことができるよう、今から自身の資産形成をスタートしていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和の年金広報コンテスト」
- 金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和3年)各種分類別データ
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 帝国データバンク「食品値上げ、年内「2 万品目」迫る 円安影響で記録的「値上げの秋」に」
- 日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
齋藤 英里奈