人生100年時代に突入し、昭和初期に55歳から始まった定年制度が、気づけば改正高年齢者雇用安定法が施行され65歳までの継続雇用が企業に義務化され、一部企業では70歳までの就業確保も努力義務となりました。

そうなってくると「近い将来のセカンドライフのスタートは70歳から」という日も目前にやってきているかもしれません。

いずれにしても退職後と考えると、やはり気がかりなものは「お金」ではないでしょうか。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまから老後のお金の相談を受けてきました。

その経験もふまえ、現在のシニア世代を参考に、「70歳代以上の貯蓄事情」を紐解きながら、老後へのお金の備え方についてお話をしていきたいと思います。