老後に向けて年金受給額をアップする方法

老後生活の主な収入は年金です。貯蓄は使うほどに減っていきますが、年金は生きている限り受給できる心強いもの。この年金を増やす方法についても考えてみましょう。

年金アップ術1. 未納分を追納する

過去に保険料が未納の期間がある場合、追納することで年金額を上げることができます。ただし追納できる期間は一定期間と決まっているため、ねんきんネットなどで確認しましょう。

年金アップ術2. 年収を上げる

公務員や会社員が加入する厚生年金は、現役時代の報酬によって保険料が決まり、納めた保険料によって受給額が決まります。つまり、多く稼いで多く納めた人ほど、将来の年金は増えるのです。

転職や資格取得なども視野に入れながら、収入アップを目指してみましょう。

年金アップ術3. 働く期間を延ばす

厚生年金の受給額は、同様に加入期間によっても左右されます。保険料を納める期間が長いほど受給額が上がるので、60歳以降も働いて厚生年金に加入すると有利でしょう。

現在では最長70歳まで加入することができます。

年金アップ術4. 国民年金基金や付加保険料

自営業者の場合、厚生年金に加入できないので現役時代の収入は関係ありません。その分、自営業者は国民年金基金に加入することで国民年金の受給額を上乗せすることができます。

あるいは付加保険料を支払うことで、国民年金の受給額を上乗せすることもできます。どちらかしか選択できないため、検討してみるといいでしょう。