老後に向けて貯蓄をアップする方法
老後の貯蓄を作るためには、収入をあげることと支出を下げること、そしてお金に働いてもらうことが重要になります。
貯蓄術1. 目的別に貯蓄方法を用意する
貯蓄のコツは目標を明確にすることです。教育費や住宅購入費を、老後資金と同じ口座に同じペースで貯めるのはおすすめできません。
目的や時期別に口座を分けて管理しましょう。生活口座と分けることで、「つい使ってしまう」というリスクも減らせます。
貯蓄術2. 先取り貯蓄をする
目的ごとにわけた口座には、給与が出た時点で「先取り」で貯蓄分を入金します。残し貯めを避けることで、毎月安定的に貯蓄を進めましょう。
給料日ごとにATMに行くのは非効率的なので、財形貯蓄や自動積立定期など、自動的にお金が貯まるしくみをつくるのがポイントです。
貯蓄術3. 節約は固定費から
支出を減らすために食費を節約する方も多いですが、最も効果が高いのは固定費です。使っていない会員費やサブスク代を解約し、通信費や電気代などのプランも見直してみましょう。
最初は面倒ですが、一度行うだけで毎月節約が続くことになるので、効果は大きいです。固定費の見直しが終わってから食費などの変動費に手をつけるといいですね。
貯蓄術4. 資産運用を取り入れる
お金に働いてもらうという視点も必要です。先取り貯蓄としてつみたてNISAやiDeCoを利用すれば、税金面での優遇を受けることができます。預貯金にはない「増える効果」も期待できます。
老後資金のように当面使う予定のないお金については、世界株式など成長性のあるものに投資をするのも一つでしょう。長期間になるほど、リスクを抑える効果があります。