ユナイテッドが空き家管理事業、家族信託の組成支援サービスを運営するL&Fに出資
ユナイテッドは2022年8月8日、空き家管理専門ブランド「日本空き家サポート」、不動産所有者のための家族信託組成を支援する「家族信託の相談窓口」を運営するL&Fに出資したと発表しました。
「日本空き家サポート」は、空き家所有者からの相談に応える全国ネットワークを構築しており、空き家管理だけでなく売買・賃貸・リフォーム・解体などの対応も可能とのことです。
また、「家族信託の相談窓口」は不動産所有者向けに特化した不動産と家族信託の相談窓口となっており、不動産実務に詳しくない人向けに、不動産会社と法律専門家による全国ネットワークを構築しています。
L&Fは今回調達した資金で人材採用やマーケティングを推進するほか、ユナイテッドはDXコンサルティング事業や人材マッチング事業などを活かし、L&Fの成長を支援するとしています。
家族信託とは
そもそも、「家族信託」とは何なのでしょうか。
家族信託とは、老後を見据えて所有する資産を家族に託し、管理・処分を委ねる財産管理手法です。
遺言書を用いたケースと比較してより広範な資産を承継できたり、業者に委託しないことで高額な報酬を回避できたりします。
次からは、家族信託のメリットとデメリットについて詳細に説明していきます。
執筆者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03