家族信託のメリット

以下、家族信託のメリットを一部紹介します。

資産を運用できる

成年後見制度の場合、成年後見人の目的は「資産の保全」となるため、被後見人の資産を増やすことも減らすこともできません。

しかし、家族信託の場合は受託者の判断で不動産などの資産の運用が可能です。

低コストな信託

成年後見制度では毎月数万円の報酬が発生します。一方、家族信託の場合は信託報酬が発生しません。

家族信託のデメリット

以下、家族信託のデメリットを一部紹介していきます。

成年後見制度と比較してできないこともある

介護や医療などの身上監護に関しては家族信託では対応できず、成年後見制度を利用するしかありません。

受託者の選別で揉める可能性

家族信託では、そもそも資産を適切に管理できる家族がいるか否かがひとつの大きなポイントです。

その点で、家族間で認識に相異があり、受託者の選別で揉めてしまう可能性はあります。

また、受託者が期待通りの管理をできない際も、トラブルにつながる恐れがあります。