ユナイテッドは2022年8月8日、空き家管理専門ブランド「日本空き家サポート」、不動産所有者のための家族信託組成を支援する「家族信託の相談窓口」を運営するL&Fに出資したと発表しました。
日々、新たなサービスが生まれ、発展していく「家族単位でのお金のマネジメント」。
今回は同リリースの概要を振り返ったうえで、「家族信託」の基礎を説明します。
ユナイテッドが空き家管理事業、家族信託の組成支援サービスを運営するL&Fに出資
ユナイテッドは2022年8月8日、空き家管理専門ブランド「日本空き家サポート」、不動産所有者のための家族信託組成を支援する「家族信託の相談窓口」を運営するL&Fに出資したと発表しました。
「日本空き家サポート」は、空き家所有者からの相談に応える全国ネットワークを構築しており、空き家管理だけでなく売買・賃貸・リフォーム・解体などの対応も可能とのことです。
また、「家族信託の相談窓口」は不動産所有者向けに特化した不動産と家族信託の相談窓口となっており、不動産実務に詳しくない人向けに、不動産会社と法律専門家による全国ネットワークを構築しています。
L&Fは今回調達した資金で人材採用やマーケティングを推進するほか、ユナイテッドはDXコンサルティング事業や人材マッチング事業などを活かし、L&Fの成長を支援するとしています。
家族信託とは
そもそも、「家族信託」とは何なのでしょうか。
家族信託とは、老後を見据えて所有する資産を家族に託し、管理・処分を委ねる財産管理手法です。
遺言書を用いたケースと比較してより広範な資産を承継できたり、業者に委託しないことで高額な報酬を回避できたりします。
次からは、家族信託のメリットとデメリットについて詳細に説明していきます。
家族信託のメリット
以下、家族信託のメリットを一部紹介します。
資産を運用できる
成年後見制度の場合、成年後見人の目的は「資産の保全」となるため、被後見人の資産を増やすことも減らすこともできません。
しかし、家族信託の場合は受託者の判断で不動産などの資産の運用が可能です。
低コストな信託
成年後見制度では毎月数万円の報酬が発生します。一方、家族信託の場合は信託報酬が発生しません。
家族信託のデメリット
以下、家族信託のデメリットを一部紹介していきます。
成年後見制度と比較してできないこともある
介護や医療などの身上監護に関しては家族信託では対応できず、成年後見制度を利用するしかありません。
受託者の選別で揉める可能性
家族信託では、そもそも資産を適切に管理できる家族がいるか否かがひとつの大きなポイントです。
その点で、家族間で認識に相異があり、受託者の選別で揉めてしまう可能性はあります。
また、受託者が期待通りの管理をできない際も、トラブルにつながる恐れがあります。
まとめにかえて
いかがだったでしょうか。
家族信託の普及などを通じて、資産の承継の幅は広がっています。
自分や家族の状況などを踏まえ、自分に合った手法を吟味することが重要なのではないでしょうか。
