5. 働く60歳代は多いが、いつまでも働けないという面も
60歳代の年金額と働く人の割合などをみてきました。昨今の物価高をみれば、働く必要性をより強く感じる方は多いでしょう。
働くことで収入を得られる安心感は大きいですし、人と接したり生活リズムにメリハリが出たりして健康にも良い影響はあるでしょう。
一方で、いつまで働けるかわからないという問題も人は抱えています。
それでも「できるだけ貯蓄を切り崩したくない」「資産を守り、増やしたい」と考える方も多いのでは。
株式や投資信託、債券などの資産運用であれば、リスクはある一方で、お金に働いてもらい資産を増やすことも可能です。
最近では運用益が非課税になるNISA制度もありますよね。
漠然と「よくわからない」「リスクが怖い」で終わらせるのではなく、まずは情報収集をしてみて、自分に合った金融商品や投資方法を探してみるのもいいでしょう。
働く収入だけでなく、働かなくても得られる不労所得があると安心感も増すでしょう。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。特に老後資金準備にむけて、投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズやライフプランにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で趣味は音楽鑑賞と読書(2025年6月7日更新)