3. 年金「若いうちからしておきたいこと」5選
年金の月平均は国民年金で5万円台、厚生年金で14万円台でした。実際には加入月数や、厚生年金は収入によっても個人差が大きいものです。
現役世代が老後を迎える頃にどれくらい貰えるのかは定かではありませんが、年金だけで生活をするのは厳しいでしょう。
現役時代のうちからしておきたいことをご紹介します。
3.1 年金「若いうちからしておきたいこと」1:追納する
「保険料の免除・納付猶予」や「学生納付特例」を受けた期間がある方は、追納を検討しましょう。
納付猶予や学生納付特例は年金の受給資格期間として計算されるので利用したい制度ですが、年金額には反映されないため、年金額が低くなります。
追納には以下のメリットがあります。
- 老齢基礎年金の年金額を増やせる
- 社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減される
ただし、追納ができるのは10年以内のため、まずは追納できるかお近くの年金事務所等で確認しましょう。
3.2 年金「若いうちからしておきたいこと」2:厚生年金に加入する
2016年より、パートタイムの方でも厚生年金への適用が拡大されています。
2022年10月からは、被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時100人を超える特定適用事業所で働き、以下の項目を満たせば加入できるようになりました。
- 1週の所定労働時間が20時間以上であること
- 雇用期間が2カ月を超えて見込まれること
- 賃金の月額が8万8000円以上であること
- 学生でないこと
育児や介護で当面は難しい方もいると思いますが、長い目で見て厚生年金に加入することも検討してみましょう。