「不労所得」と聞くと、「興味はあるけれど、自分にはできないかも」「リスクが怖い」というイメージを抱く方が多いでしょう。

不労所得とは、つまり「働かないで得られる所得」なわけですが、人間、いつまでも働けるわけではありません。

年金だけでは生活できないと言われる一方で、人生100年時代の現代。

不労所得を持つことで安心感を得られる方もいるでしょう。

今回は不労所得について、月10万円得る方法のメリット・デメリットをそれぞれみていきます。

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1.  厚生年金の平均は月約14万円。不労所得のメリットとは

人生100年とみたとき、たとえば一般的な年金の受給開始年齢である65歳で仕事を辞めるとすると、実に35年間も働かないで過ごすことになります。

30年で一世代とはいいますが、その間多くのことが変わるでしょう。

厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、厚生年金の平均額は以下の通り。

1.1 厚生年金の平均年金月額

  • 男子16万4742円
  • 女子10万3808円

平均額:14万4366円

ただし、2022年度の年金受給額は昨年度より0.4%減額されました。一方で、これまでにない物価の上昇が現在見られています。

このようなことが自分の老後にないとは言い切れません。たとえば月10万円ほどの不労所得があれば心強いでしょう。

不労所得は、家賃収入や配当のように、投資をおこない毎月収入を得る方法が主流です。

出典:金融庁「投資の基本」

投資は中長期な目線をもって行うことがポイントです。

不労所得を月10万円得る方法と、メリット・デメリットを見ていきましょう。