2.4 不動産投資【融資を受けてすぐ】のメリット
- レバレッジをかけられる
- 頭金があればすぐに不動産投資を始められる
- 金利の支払い分を経費計上できる
- 手元に自己資金を残しておける
- 団信に加入することで生命保険代わりになる
- 借り入れたローンを予定通りに返済した実績があれば、次の融資につながる可能性がある
融資を受けて不動産投資を始める大きなメリットの1つが、先述した「レバレッジ効果」でしょう。
また現金一括購入の場合は、購入時に手持ちの資金が一気になくなってしまいます。
一方ある程度自己資金を手元に残して残額をローンで賄えば、想定外の支出などに対応する余裕を持つことが可能です。
その他、ローン契約と同時に団信に加入すれば、契約者に万が一のことがあっても残債は保証会社が弁済してくれます。
生命保険代わりとして、借金なしの不動産を財産として家族に残すことができるでしょう。
不動産投資ローンについて詳しくは以下の記事を参考にしてください。
- 住宅ローンと違いあまり知られていない不動産投資ローン。金利はどのくらい? 審査基準は?
- アパートローンとは?不動産投資を成功に導く融資の選び方
- 【不動産投資】頭金の目安は?頭金を入れるメリット・デメリット
2.5 不動産投資【融資を受けてすぐ】のデメリット
- ローン審査から契約まで時間がかかる
- ローン契約に係る手数料や保証料などが発生する
- 運用中のキャッシュフローが悪くなる
- 物件に抵当権が設定される
- 金利分支出が増える
- 金利上昇リスクがある
融資を組むにあたっては、保証料、手数料、金利などの支出が別途増えることに注意しなければなりません。
毎月の返済も発生するため、現金一括よりは毎月のキャッシュフローが悪くなることも考えられます。
ローンは長期にわたるものなので、金利上昇リスクもあるでしょう。
銀行融資を組む場合の手順やポイントについては、ぜひ以下の記事も併せて読んでみてください。
2.6 不動産投資【融資を受けてすぐ】が向いている人
では、融資を受けて不動産投資をするパターンはどのような人に向いているのでしょうか?
- 少しでも早く不動産投資を始めたい人
- 自己資金が少ない人
- 今後2件目、3件目と所有物件を増やしていきたい人
- レバレッジ効果を得たい人
- 会社員や公務員など属性が高めに評価されやすく、ローンが組みやすい人
やはり「自己資金は少ないけど早く不動産投資を始めたい」という人には融資を受けて始めるパターンがよいでしょう。
融資審査で高く評価されやすい属性の方や担保価値のある物件を購入する方にとっても、レバレッジ効果を得て運用できる点で、融資を受ける方がメリットは大きいといえそうです。