60代の収入源。厚生年金と国民年金の平均受給額は一体いくらか
ここでは、厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」（2021年12月）から厚生年金と国民年金の平均受給額をご紹介します。
国民年金の平均受給額（老齢基礎年金・障害基礎年金・遺族基礎年金・寡婦年金を含む）
- 〈男性〉60～64歳：6万2200円 65～69歳：6万4400円
- 〈女性〉60～64歳：4万9400円 65～69歳：5万9500円
厚生年金の平均受給額（特別支給の老齢厚生年金・障害厚生年金・遺族厚生年金を含む）
- 〈男性〉60～64歳：7万4100円 65～69歳：12万8200円
- 〈女性〉60～64歳：3万7200円 65～69歳：7万5300円
平均受給額で計算した場合、65歳以上の厚生年金同士の夫婦でひと月あたり約20万円の年金額です。
国民年金同士であれば夫婦あわせても約12万円と、十分とは言いがたい年金受給額であることがわかります。
「年金生活＝年金だけでゆとりあるセカンドライフ」という図式は成り立たない人が大半だといえるでしょう。
