みんなはどのくらいの年収で子育てしているか

つづいて、児童のいる世帯の平均年収をみてみましょう。

同資料によると児童のいる世帯の総所得は745万9000円ですが、内訳の一部を抜粋すると雇用者所得は651万8000円、児童手当等は14万3000円となっています。

つまり、子育て世帯では、給料・賃金・賞与をあわせた勤め先からの収入(=雇用者所得)が平均600万台ということになります。

ちなみに、児童のいる世帯のうち母親が働いている世帯は、2019年時点で7割を超しています。

2004年の710万9000世帯から786万9000世帯と実数としても増加傾向にはあるのですが、子育て世帯そのものが大幅に減少しているため増加件数以上に急増している印象を受けますね。

このことから、子育て世帯の大半は共働きで年収600万を実現しているといえるでしょう。

母子世帯については、総所得306万円のうち、勤め先からの年収225万6000円、児童手当等30万1000円などを含んでり公的支援が比較的手厚めになっています。