子育て世帯は少数派?全世帯のうち、子育て世帯はどのくらいいるか

令和2年の調査は中止となったため少し前のデータになりますが、厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」を検証してみました。

調査結果によると、全世帯のうち児童のいる世帯は21.7%(1122万1000世帯)にとどまっています。

出典: 厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」

1986年の46.2%と比べて半分以下に低下しているだけでなく、過去最少を記録しました。

一方、単独世帯は1490万7000世帯、夫婦のみの世帯は1263万9000世帯で過去最多となったようです。

ちなみに、児童が1人いる世帯は10.1%(525万世帯)、2人いる世帯は8.7%(452万3000世帯)3人以上いる世帯は2.8%(144万8000世帯)となっています。

ただし、児童の対象となるのは18歳未満の子に限られるため、大学生など18歳以上の子を養う世帯は含まれていないことになります。

児童よりも広義の「子のいる世帯」で数えるとこれよりも多い世帯数になると考えられますが、相対的に見て子育て世帯は少数派といえるでしょう。