【夏のエアコン】温度ムラ解消が節電のポイント

――次に冷房の風向について、「最適な風向」というのはありますか?

ダイキン工業・高木さん:冷たい空気は部屋の下にたまりやすいという性質があります。

そのため、冷房運転をすると部屋の上のほうが熱くて下のほうが冷たいという「温度ムラ」ができやすくなります。

そうすると、天井近くに設置されているエアコンは熱い空気を吸い込んで「この部屋は設定温度になっていない」と勘違いをし、必要以上に部屋を冷やそうと余分な電気を使ってしまうことがあります。

そこで、この温度ムラを解消することが節電のポイントの一つになります。

温度ムラを抑えるためには、風の向きを「上向き」か、もしくは「水平方向」に調整し、冷たい空気が上から下に循環するようにしましょう。

エアコンとあわせて扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を混ぜるのも有効です。また、空気清浄機をお持ちの場合、風量を強くして使用すると空気を混ぜる助けをしてくれるので効果的ですよ。

――扇風機や空気清浄機を併用することで室内の空気が上手く循環しそうですね。