iDeCoのポイント3. 預貯金と違い元本割れリスクも
iDeCoには「初心者でも安心」というフレーズが使われることがあります。しかしあくまでも資産運用である以上、元本割れリスクがゼロではありません。
金融商品を自分で選ぶことになるため、あらかじめ投資の知識を身につけておくことが必要なのです。
どうしても元本割れリスクを避けたい場合は「元本確保型」の商品を選びましょう。ただし、この場合は多くのリターンが望めません。また、預貯金と異なり、必ずしも元本保証があるものではありません。
また次の章で解説しますが、iDeCoには手数料がかかります。運用で得た利益が手数料を下回った場合、元本確保型の商品では元本割れする可能性があるでしょう。
どちらのリスクをとるのかを事前に検討することが大切です。
iDeCoのポイント4. 見落としがちな手数料
iDeCoには3つの税制優遇があることから、資産運用の中でもかなり魅力が高いと言われます。
ただし、下記の手数料がかかる点は注意しておきましょう。
国民年金基金連合会の手数料
- 加入・移換時手数料(初回1回のみ):2829円
- 加入者手数料(掛金納付の都度):105円
- 還付手数料(その都度):1048円
運営管理機関の手数料
- iDeCoの運用上必要となる手数料:各金融機関で異なる
手数料は取扱金融機関で異なるため、知らずに手数料が高い運営管理機関を選ぶと手数料負けで損をする可能性があります。
始める前には十分に検討しましょう。