iDeCoのポイント2. 転職するとiDeCoの掛金上限額が変わることも

iDeCoでは、国民年金の第1号被保険者~第3号被保険者によって掛金の上限額が異なります。

また勤め先で企業型DCの制度があるかによっても左右されるため、転職によって掛金額が変更となる可能性もあります。

掛金から老後資金のプランを考えている方は、転職によってどれほどの影響が出るのかも試算しておくといいでしょう。

出所:iDeCo公式サイト「iDeCoの加入資格等」

さらに転職や退職をしたときは、iDeCoで運用した資産を移換する手続きも必要です。こうした持ち運び(ポータビリティ)ができるのはiDeCoの魅力であるものの、手続きが複雑なことに注意が必要です。

特に、下記の例のように公的年金の加入資格が変わるときには注意しましょう。

  • 会社員から自営業になる
  • 専業主婦から会社員になる
  • 専業主婦から自営業になる

もし手続きを忘れてしまうと、掛金の引き落としは一旦ストップされます。あとから手続きすれば再開されるものの、ストップしていた間の追納ができません。

運用成果や拠出期間のカウントにも影響するため、損しないためにも手続き漏れには注意が必要です。