働くメリットはさまざま
先ほどの資料によれば、家計を助けるために働く世帯もあると分かります。
たとえば夫全年代で年収300~599万円の世帯では、妻の約7割が仕事をしており、年収1000万円以上よりその割合は多くなりました。
共働きとなり世帯年収が上がれば、生活が豊かになるだけでなく、レジャーや教育費等がかけられるなどのメリットもあります。貯蓄できる金額も増え、女性が厚生年金に加入すれば将来の年金額も増えるでしょう。
一方で夫の年収が1000万円以上でも働く女性が多いのをみると、仕事に次のようなメリットを感じる女性も多いと考えられます。
- 仕事が好きである
- 仕事に楽しみややりがいを感じている
- キャリアが途切れない
- パートナーに万が一のことがあっても生活できる安心感がある
一昔前は男女で役割分担がありましたが、実際には女性であっても働く方が性に合ってる、男性でも細かなことが得意という方は多いもの。
必ずしも家計のことだけで女性が働いているわけではないようですね。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。