「夫の年収が1000万円」でも約6割の妻は働く
今回は内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」より、夫の年収ごとの妻の有業率を見ていきましょう。
夫全年代で見ると、夫が「年収1000~1499万円」で58.6%、「年収1500万円以上」で56.0%の妻が働いています。
国税庁によれば、日本人の平均年収は433万円。年収1000万円以上となれば高年収であり、ご家庭の状況により差がありますが、一般的には妻が働かなくても生活できると考える人が多いでしょう。
とはいえ、実態としては半数以上の女性が働いています。
夫の年代に分けても見てみましょう。
【年代別】夫の年収が1000~1499万円の妻の有業率
- 30代:48.5%
- 40代:59.8%
- 50代:61.9%
40~50代ではともに約6割の女性が働いています。一方で、30代では48.5%に下がります。
これは30代では乳幼児~小学生までのお子さんを抱えているご家庭が多いからと考えられるでしょう。共働きがふつうとはいえ乳幼児期の育児や看病は大変ですし、小学生になっても宿題を見たり習い事の送迎などあります。
子育てに時間をかける必要がある年代を除けば、基本的には夫が年収1000万円以上でも約6割の女性が働くようです。