4.3 60代・単身世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:1860万円
- 中央値:460万円
4.4 貯蓄分布の様子
- 金融資産非保有:28.8%
- 100万円未満:8.8%
- 100~200万円未満:4.0%
- 200~300万円未満:2.3%
- 300~400万円未満:3.1%
- 400~500万円未満:2.1%
- 500~700万円未満:5.6%
- 700~1000万円未満:5.6%
- 1000~1500万円未満:6.5%
- 1500~2000万円未満:4.2%
- 2000~3000万円未満:8.4%
- 3000万円以上:17.7%
- 無回答:2.9%
二人以上世帯と単身世帯では、平均貯蓄額に大きな差があります。
また「金融資産非保有」つまり貯蓄ゼロの割合は、二人以上世帯が19.0%なのに対し、単身世帯は28.8%です。
居住地や家族構成等によっても異なることが予想されますが、自分にとって必要となる金額を見つめる必要があります。
5. 60歳からの生活に向けて
60歳代と言っても、60歳と69歳では生活環境が大きく異なることが予想できます。子どもの独立の有無によっても、資金計画は左右されるでしょう。
働き続ける方も、リタイヤを希望する方も、大切になるのはお金との向き合い方です。あらゆるリスクを想定し、対処できるだけのお金を備えておきたいですね。
参考資料
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199 60代の雇用・生活調査」
- 厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)各種分類別データ」
- 厚生労働省の「就労条件総合調査」(平成29年)
太田 彩子