ご家庭にあった方法を選ぼう

今回は年収400万円台の世帯に視点をあててみてきました。

実際には年齢や家族の人数、お子さんの年齢によっても貯蓄やマイホーム、夫婦の働き方は異なってくるものです。

今回の世帯主の年齢は50歳くらいだったため、50歳で専業主婦世帯、マイホーム保有で貯蓄700~900万円ほどというのは一つの目安になるかもしれません。

ただ今回の統計のご家庭では家族3人、うち18歳未満のお子さんが1人いると考えられます。

これから大学費用などを出し、老後資金を貯めるとなるとただ預貯金のみでは厳しいところもあるでしょう。

現代の20~40代の方は共働き世帯が増えており、パートでも厚生年金の適用が拡大されています。また、住宅や車を保有するのが当たり前というよりも、ご家庭によって価値観はさまざまでしょう。

つみたてNISAなど、NISA制度やiDeCoといった運用益が非課税になる制度を利用して運用する方もいます。

価値観が多様化する今、何をどう選択するかはご家庭によるところが大きくなります。今回の統計を元に、ご家庭に合った選択を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

宮野 茉莉子