政治家に若者重視の政策を採用させるプレッシャーを与えるためには、若者が投票することが重要です。(経済評論家 塚崎公義)。
1. 若者は選挙に行こう
独裁政権を倒して民主主義を勝ち取ったような国では、国民が選挙に高い関心を持つのでしょうが、日本の場合は国民の選挙に対する関心はそれほど高くないようです。
そうした中で、特に若者の間では、政治に関心が薄かったり、選挙以外にする事が多かったりして、選挙に行かない人も多いようで、若者の投票率は高齢者より大幅に低くなっています。
建前を言えば、選挙は国民の義務ですし、国民は政治について真剣に考えるべきなのですが、本稿はそんな堅い事を言うつもりはありません。
単に若者に対して「特に政治に関心がなくても、投票すべき候補者がわからなくても、とにかく投票に行こう」と勧めるものです。それは、若者が投票することで若者の得になるからです。