1. ネットメディアは新聞やテレビに取って代わったのか?

インターネットの普及に伴い、日々のニュースや、ニュースではなくても少し気になったこと、知りたいと思ったことについて、インターネットを利用して、コンテンツ(記事)に接触することが当たり前になりました。

昔であれば、そのような情報は新聞・雑誌等の紙メディア、あるいはテレビ・ラジオ等を通じて入手していましたが、いまや、インターネット上のメディア、いわゆる“ネットメディア”と呼ばれるチャネルが、その主流となっています。

とりわけ、日々のニュースということに関しては、さまざまなジャンルの情報が満遍なく掲載された「ポータルサイト」の存在感は大きなものがあります。

朝昼晩と定期的に配信されるニュース、災害や重大ニュース等の速報、検索窓の直下には今知っておくべきニュースが並び、さらには、個人の趣味嗜好や閲覧履歴に合わせた記事も自動的に目に入るような仕組みになっており、ワンストップで、知るべき情報、知りたい情報を入手できます。

一方で、SEO(検索エンジン最適化=Search Engine Optimization)と呼ばれる技術は、気になったこと、知りたいと思ったことを検索窓に打ち込むだけで、自動的に、最適な(と検索エンジンが判断する)情報が表示される仕組みになっています。

ニュースにせよSEOにせよ、このようなサービスが無料で、しかも、スマホ1台あれば、時間や場所を選ばずに利用できるわけですから、ネットメディアが一面で、新聞や雑誌等のオールドメディアより優れているのは明らかです。

そのようなネットメディアが持つ、4マスと呼ばれるこれまで主力であったメディアに対しての特徴は以下の言葉に要約されるでしょう。

  • 経済性
  • 速報性
  • 利便性
  • 効率性