70代「ひとり暮らし」貯蓄はいくらあるのか
年金で足りない場合、生活費を補うのは貯蓄です。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」から、今の70歳以上世帯の貯蓄額を確認しましょう。
70歳以上世帯「金融資産保有額」(※金融資産を保有していない世帯を含む)
70代の単身世帯の貯蓄の平均は1786万円でした。ただ平均は一部の富裕層に影響されます。
中央値を見ると800万円まで下がりました。
分布を見ると貯蓄ゼロ世帯が25.1%と、4人に1人にもなります。一方で貯蓄3000万円以上保有している世帯も約2割です。
70代の貯蓄は二極化しているからこそ、早いうちからの備えが重要となるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。