70歳代「ひとり暮らし」世帯数は30年でどれくらい増えたか
内閣府「男女共同参画白書 令和4年版」より、70歳代の単独世帯数について、1980年と2020年を比較しましょう。
上記によれば、70~79歳男性の単独世帯数は、1980年の9万8000世帯から2020年には106万9000世帯に大きく増加しています。
70~79歳女性の場合、1980年には34万世帯でしたが、2020年には182万3000世帯にも増えています。
2020年の単独世帯の理由をみると、60代に比べると死別が大きく増えています。
80歳以上では2020年で男性は54万8000世帯、女性は194万5000世帯とさらに増えます。
同調査より、ここ30年の家族の姿の変化も確認しましょう。
1980年には「夫婦と子ども」が42.1%、「3世代等」が19.9%、「単独」が19.8%でした。
しかし2020年には「単独」が38.0%、「夫婦と子ども」が25.0%、「夫婦のみ」が20.0%に。
「3世代等」は7.7%まで減り、今では珍しい家族の姿となりました。老後ひとりになる可能性は早くから考えておきたいところです。