「90歳時の生存割合」女性は52.6%・男性は28.1%
はじめの内閣府の調査によれば、90歳時の生存割合は女性で2人に1人、男性でおよそ3人に1人です。
ひとりの時間も想定したより長くなる可能性が考えられます。
一般的な年金受給開始は65歳から。仕事を辞めたときから本当の老後がはじまりますが、今は長く働けるようになった分、老後スタートを遅らせることもできるでしょう。
一方で、「◯歳まで働く」という目標が必ずしも叶えられるとは限りません。
社会情勢の影響や、病気・ケガなどで働けなくなるリスクは誰しもあります。
年金、貯蓄、仕事。それらにあわせて、資産寿命を伸ばすために運用を組み入れるのも一つの手段でしょう。
今はNISAやiDeCoなど、運用益が非課税になる国の制度もあります。運用にはリスクがありますが、実はリスクはどのようなものにもあるものです。
実際に調べ、「運用のリスクはなにか」「自分はどのくらいにリスクをとれるか」を把握することが大切。まずは情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和3年調査結果」各種分類別データ
- 内閣府「男女共同参画白書 令和4年版」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
- 厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」第2節 高齢期の暮らしの動向 1 就業・所得
宮野 茉莉子