「年収600万円世帯」でも注意すべきこと
データをみると、「年収600万円」は平均より高い水準です。
しかし、だからといって平均よりも生活に余裕があるとは限りません。
ライフプランや普段の生活スタイルなどに応じて、余裕がなくなる可能性は十分あります。
「自分の年収は平均より上だから」と、安易に派手な生活を送ってしまうと、老後、後悔してしまうことにもつながります。
そこで、老後に備える貯蓄術もご紹介します。
投資・資産運用を実践
年収を増やすための努力も重要ですが、今あるお金、今後もらうお金に働いてもらうことも重要です。
低金利下の現状、銀行にお金を預けているだけでは、効果的に資産を増やすのが難しい状況です。
一方、「投資」であれば、より高いリターンが期待できます。
もちろん、投資にはリスクが付きものです。「リターンがいくらになるかわからない」「損をするかもしれない」といった不安も生じてくることでしょう。
「いきなりハイリスクな投資は怖い」という人も多いと思いますが、世の中には投資信託や債券など数多くの投資商品があり、リスクも高低まちまちです。
投資初心者の方は、まずは好奇心のおもむくままに「投資ってそもそも何?」「どんな投資商品があるの?」といった初歩的な情報収集から始めてみると、楽しい資産運用のスタートが切れることでしょう。
【追記】2022年7月27日に追加で編集を行いました。
参考資料
- 国税庁「令和2年(2020年)分民間給与実態統計調査―調査結果報告―」
- 金融庁「高齢社会における資産形成・管理」
- 齊藤 慧『年収600万円の貯蓄と負債の実態。平均給与600万円超の「羨ましい」業種とは』
石津 大希