食料品や日用品、電気代などの相次ぐ値上げラッシュに、生活を見直す人が増えています。

値上げによる生活への影響は大きいものの、これまでのライフスタイルを見直すのには良いきっかけになるかもしれませんね。

生活を見直す際に参考にしたいのが、「富裕層」と呼ばれる人たちの考え方です。

今回は証券会社に勤めていた筆者が見た、富裕層と一般人の違いを4つご紹介します。

富裕層と一般人の違い、その定義とは?

富裕層と聞いても、その定義は曖昧かもしれません。

野村総合研究所の資料を参考に、資産の違いを見てみましょう。

1/1

出典:野村総合研究所

【富裕層】世帯数/世帯の純金融資産保有額

  • 超富裕層(5億円以上):8万7000世帯/97兆円
  • 富裕層(1億円以上5億円未満):124万世帯/236兆円
  • 準富裕層(5000万円以上1億円未満):341万8000世帯/255兆円
  • アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):712万1000世帯/310兆円
  • マス層(3000万円未満):4215万7000世帯/656兆円

※「純金融資産保有額」…預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などの世帯として保有する金融資産の合計額から、負債を差し引いた金額のこと。

一般人と考えられる「マス層(3000万円未満)」は4215万7000世帯、「アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満)」は712万1000世帯。

一方で、「富裕層(1億円以上5億円未満)」となっており、124万世帯です。その資産の多さと、富裕層になる難しさがわかりますね。

富裕層と「超富裕層(5億円以上)」と合わせると132万7000世帯となっており、全体の2.45%でした。

富裕層になれるのは運がいい、なんて思われる方もいますが、富裕層になるにはそれだけの思考や行動の違いもあるものです。では、富裕層と一般人ではどのような部分が異なるのでしょうか。

富裕層と一般人の違い1. 「お金」と「時間」への価値観

富裕層は「お金」と「時間」をとても大切にしており、「どう使うか、何に使うか」が明確に決まっています。

彼らはお金も時間も「価値があるモノ・コト・ヒト」に使うと決めています。

たとえば趣味や好きなもの、自身の経験を深めてくれるもの、ビジネスに繋がるもの、心身の健康に繋がるものなどは価値があると判断し、お金や時間をかけます。

一方で、価値がないと思えば周りからはシビアに思えるほど全く使いません。

「何に使うか」と同じくらい、「何に使わないか」も重要でしょう。

富裕層と一般人の違い2. フラットな考え方

年齢を重ねるほど、自分の価値観や考えに固執してしまう方は多いもの。

富裕層と呼ばれる方は、特に我が強い方が多いと思われるかもしれません。

しかし、彼らはいくつになっても、新たな意見や自分とは違う意見でも一旦は聞き入れる傾向があります。

もちろん自身の価値観を大切にしていますが、違う考え方をはじめから否定するようなことはないのです。

世の中の流行にも敏感で、気になるものは自ら試す行動力もあります。

時代や価値観は、常に移ろいゆくもの。自分だけの考えに偏るのでなく、さまざまな意見を聞き入れることはビジネスにも家計にも大切なことでしょう。

富裕層と一般人の違い3. 挑戦の数

一般的には、物事をはじめるまでに時間がかかったり、そもそも挑戦しないという方も多いでしょう。

何かをはじめるにはリスクもつきものですし、そこまでの意欲も出なくて結局挑戦しない方、また失敗するのが嫌だから最初から諦めてしまう方も多いものです。

しかし、富裕層は数多くの挑戦をしています。

挑戦するだけ失敗もしますが、マイナス感情にのまれず失敗した原因を分析し、新たな挑戦につなげます。

気持ちの切り替えが早く、失敗をただの失敗と思わずに分析し、次に活かす。この積み重ねがビジネスの成功へと繋がるのでしょう。

富裕層と一般人の違い4. 健康を大切にする

富裕層は健康であることを大切にしており、習慣的に運動したり、食事に気をつけたり、質の良い睡眠をとるよう工夫したりしています。

心身ともに健康でなければ仕事のパフォーマンスが落ちますし、病気が長引けばそれだけ仕事をする時間も機会も逃しますよね。

ビジネス面だけでなく、体調を崩せば好きなことをする時間が減ったり、お金がかかったりするなどマイナスは多いもの。

健康への意識を高める点は私たちも見習いたいところです。

まとめにかえて

すぐに富裕層と同じ考え方はできないものですが、お金や時間の使い方などは学ぶところも多いでしょう。

富裕層のように意識的に生活することで、仕事もプライベートも変わる部分はあるはず。

今回の特徴を参考に、生活を見直されてみてはいかがでしょうか。

参考資料